理事長からのご挨拶
しなやかに、誠実に。
一人ひとりの「志」を、未来の医療を支える力へ。
看護とは、人のいのちと心に寄り添い、その人らしい尊厳ある生を支えるかけがえのない専門職です。私自身、これまで医療に関わる中で、技術だけでは支えきれない「人に向き合う力」の大切さを幾度となく実感してまいりました。だからこそ本校では、この尊い職務に挑む学生一人ひとりの「志」を何よりも大切にしています。
現代の医療現場は、医療DXの進展やAI技術の活用、地域医療の変化により、かつてないスピードで変容しています。看護職にも、こうした変化を受け止め、患者一人ひとりに寄り添ったケアへとつなげていく力が求められています。
本校では、シミュレーション教育やデジタル教材を活用し、臨床に即した実践力の育成に力を入れるとともに、多様な価値観を認め合い、自ら考え行動する「主体的な学び」を教育の核に据えています。知識と技術、そして人としての在り方を、バランスよく育てることを目指しています。
看護の道は、決して平坦ではありません。時に厳しく、自分自身の弱さや未熟さと向き合うことも求められます。しかし、その経験こそが、人の痛みを理解し、寄り添う力へと変わっていきます。必要なのは、折れない強さではなく、変化を受け入れ、自らを更新し続ける「しなやかな強さ」です。
本校には、共に高め合える仲間と、学生一人ひとりの歩みに真摯に向き合う教職員がいます。少人数での丁寧な指導体制のもと、学習面だけでなく、一人の人間としての成長を支えるきめ細やかな支援を行っています。
保護者の皆様にも安心して学生を託していただける環境づくりに、今後も力を尽くしてまいります。
学生、保護者の皆様、そして教職員。この学校に関わるすべての人が、互いに信頼し、高め合いながら「ここで学んでよかった」と誇りを持てる場所でありたい。その積み重ねこそが、未来の医療を支える確かな礎になると信じています。
本校での学びが、皆さまの描く夢への確かな、そして力強い一歩となることを心より願っております。
2026年5月吉日
学校法人 阪和学園
錦秀会看護専門学校
理事長 籔本 知里
学校長からのご挨拶
臨床の現場で40年余り従事し、このたび、新たに教育の現場で学校長に就任いたしました。
これまで、患者様やご家族のさまざまな感情や意思に向き合ってまいりました。その中で、相手を尊重し、その立場に立って、その時々の最善を共に考えながら寄り添うことの大切さを学びました。また、看護学と哲学を携え、科学的根拠に基づく看護を実践するとともに、しなやかな人間性を育むことの重要性も学ばせていただきました。
社会構造の変化に伴い、世の中の仕組みは大きく変わりつつあります。超高齢社会がピークを迎える一方で、人口減少や生産年齢人口の減少が進んでいます。また、医療を取り巻く環境は急速に変化し、高度化・複雑化・専門化が進んでいます。医療DXやAI技術の活用、地域医療への移行などにより、これからの看護師には、これまで以上に多様な役割が求められます。
本校では、シミュレーション教材やデジタル教材を活用し、臨床の現場で生かすことのできる実践的な教育を取り入れています。デジタル技術と共存する時代においても、人にしかできないことが看護には数多くあります。自分のことのように、相手のことを大切に考えられる人であってほしいと願っています。
「看護への芽生え」を自覚し、努力する学生を支えるとともに、学生と教職員が共に学び合える教育環境を築いてまいりたいと考えています。
2026年6月吉日
学校法人 阪和学園
錦秀会看護専門学校
学校長 笹倉 清美