ご挨拶

学校長からのご挨拶

看護職を志す皆様を歓迎します。

 

当錦秀会看護専門学校は、約40年におよぶ医療法人阪和病院附属高等看護学院を経て、2017年4月に学校法人阪和学園錦秀会看護専門学校として大阪府河内長野市に開校いたしました。


我が国は、少子・超高齢化という人口構造の変化とともに、疾病構造もますます急速に変化しています。看護職は、医療機関だけでなく在宅や福祉へと、多様な場で広く求められています。看護の対象となる方々のニーズも多様化・複雑化し、それらに応じた総合的な看護ケアの提供が必要となっています。つまり、疾病をみる医療の視点だけでなく生活の視点をもって「ひと」をみることが看護専門職としての重要な役割です。

看護の対象となる方々の生活者としての体験に近づき、その方々がひととして営むことを妨げている苦痛を受け止め、その苦痛を和らげることが一つの看護行為です。しかし、自分自身ではない他者を理解するには、生活体験が求められます。他者への配慮、気遣いを行為にすることは異なる世代を生きる者にとって難しいことではあります。これらを具現化するには、看護実践を通して考え悩むことがたくさんあると思います。そして、それこそが『やさしく生命(いのち)をまもる』ことができる看護職になることに繋がります。


当錦秀会看護専門学校で学びたいと考える皆様方が看護職の素晴らしい魅力を体感し、自らの成長を実感できるように、そして、各々の必要とされる分野で看護専門職として活躍し、皆様方自身が幸せになるように一緒に学んでいきましょう。

 

学校法人阪和学園 錦秀会看護専門学校
学校長  福井 裕行